「リバースモーゲージ」という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に言いますと、マイホームを担保に銀行から融資を受けることができる制度のことを言います。
今回はそのリバースモーゲージについて、相続に関する注意点も含めご紹介いたします。
マイホームを担保にするリバースモーゲージとは?
先ほどもご紹介しましたが、リバースモーゲージとはマイホームを担保にして融資を受ける仕組みのことです。
近年、所得の少ない高齢者が増加し、持っている資産がマイホームだけという方が多くなっています。
そのような場合、以前であれば、マイホームを売却することで資金を得て、老後の生活費に当てるケースが多かったのですが、マイホームを売却する場合、今後の生活場所の確保が必要になってきます。
老後の生活場所は簡単に見つかるものではないので、困窮する高齢者が増加しました。
そこで登場したのがリバースモーゲージです。
リバースモーゲージを利用すると、現在所有しているマイホームで生活しながら生活資金を得ることができ、契約者の逝去後にマイホームを売却して手元に残ったお金で借金を返済することができます。
マイホームを担保にするリバースモーゲージの注意点!相続はできる?
リバースモーゲージはマイホームを手放さずに資金を得られる反面、注意点もいくつかあります。
<注意点1>マイホームの相続ができない
リバースモーゲージは契約者の逝去後にマイホームを借金の返済にあてるので、相続人が引き継ぐことはできません。
また万が一、融資額がマイホームの評価額を超えてしまった場合は、相続人が返済を請け負う義務があります。
そのためリバースモーゲージの契約時には相続人の許可がないと融資が受けられない場合もあります。
ただし、契約者が生きているうちであればリバースモーゲージで得たお金を税金をかけずに相続することもできますし、現金として貯金をしておけば相続人同士で公平に分割することができます。
<注意点2>融資額が担保評価額を超えてしまう可能性がある
マイホームの評価額には限度があります。
融資を受ける金額がマイホームの担保評価額を上回ってしまった場合、その差額を返済しなければなりません。
契約時より金利が上昇した場合、不動産の相場が下がった場合などがこれに当てはまります。
リバースモーゲージを受ける際はこれらのリスクについて十分理解してから申し込むようにしましょう。
まとめ
リバースモーゲージは、マイホームに住みながら生活費を得ることができるので便利な反面、注意点もあります。
リバースモーゲージを利用する際は、ぜひ、今回ご紹介した注意点をご参考にしてくださいね。
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