都市化や情報化の進展にともなって年々問題になっている弱い立場の方への暴力は深刻な社会問題です。
こうした暴力防止も含め、弱い立場の人間の人権を守るために実施された堺市のセーフシティ・プログラムは、一体どのような成果を残したのでしょうか。
実施された内容と成果をもとに、今後堺市にお住いを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
堺市の弱い立場の方の人権を守るための堺セーフシティ・プログラムとは?
堺市は1995年1月、全国初となる男女共同参画都市となりました。
さらに2002年4月には府内初となる「堺市男女平等社会の形成の推進に関する条例」が施行されています。
そんな堺市は2013年、さらに弱い立場の方に対する暴力防止に向けた取り組みとして、堺セーフシティ・プログラムの取り組みが開始されたのです。
背景にはUN Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)などが、世界の各都市に呼びかけて、「セーフシティーズ・グローバル・イニシアティブ(女性と女児への暴力のないセーフシティ世界計画)」に参加したということもあります。
この事業は公的空間における弱い立場の方に対する暴力などを防止しつつ、減少させ、有効な防犯モデルを世界各都市に提供するためにあります。
市役所や警察だけではなく、できるだけ多くの市民や団体が参加し、継続性をもたせて安心できる街づくりを実施していきます。
堺市の人権を守るためのセーフシティ・プログラム実施による成果について
堺市の人権を守るためのセーフシティ・プログラムを実施し、令和2年までの5年間で多くの成果と課題が出て来ました。
ジェンダーの平等や弱い立場の方への暴力対策や、学校教育において差別に関する指導や啓発も実施されています。
さらに弱い立場の方にとって暴力的と取れるCMが氾濫していることから、不特定多数の年齢の目にとまってしまう状況でありました。
なかには弱者への暴力を助長するよう雑誌の表紙などが誰にでも見えていたことから、そうした暴力を軽視させるような影響を与えていました。
市民や商業施設の意識改革もあったため、こうした表紙や看板は目立たなくなり、5年間で大きく市民の意識も変わっていきました。
学校教育、市民の意識改革などによって、その成果は確実に出てきているのです。
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まとめ
堺市内に住む立場の弱い人間の人権を守るためのセーフシティ・プログラムは、確実に成果を残しています。
そこに住む人たちの意識が変わっていくことにより、市内の雰囲気も大きく変化していっているのが、この5年間で明らかとなっているのが特徴的です。
こうした意識改革により、より住みやすい地域にしていこうと取り組んでいる点は、堺市の魅力とも言えます。
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