大阪市で働くファミリー層のベッドタウンとしても人気の「堺市」。
ベットタウンとはいえ、規模も大きく、利便性にも優れた街として、堺市は現代的な住みやすさを実感できます。
その一方で、堺市は歴史や文化を感じさせる一面もあります。
今回は、市内で文化財指定を受けている2つの町家をご紹介します。
国の重要文化財として堺市が誇る町家「山口家住宅」
堺市で国の重要文化財に指定されている、貴重な町家が「山口家住宅」です。
山口家住宅は、今から約400年前、慶長20年に、大坂夏の陣で市街地が全焼したあとに建てられました。
数少ない江戸時代の町家であり、商業地として栄えた堺市の豊かな暮らしを感じることができます。
広い土間と和室が並び、西土蔵や北土蔵のほか、庭の樹齢200年を誇るハゼの大木も見どころです。
江戸時代には大坂や京都と肩を並べて、"堺の建て倒れ"といわれた、当時の贅を尽くした山口家住宅。
線香や刃物などの伝統産業などの展示もされていますよ。
●所在地:大阪府堺市堺区錦之町東1丁2-31
●営業時間:10時から17時※入館は16時30分まで
●アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「綾ノ町」停留場から南東へ200メートル
●定休日:火曜日※祝日の場合は翌日※12月29日から1月3日も休館
●駐車場:なし
河口慧海が学んだ寺子屋!堺市の文化財に指定された町家「清学院」
歴史的な景観を残す堺環濠都市区域の北部には、登録有形文化財に指定されている、「清学院(せいがくいん)」があります。
元禄の時代には、修験道の寺院として使われており、堺大絵図のなかで「山伏清学院」として描かれています。
江戸時代に入り、明治初期までは、寺子屋として活用されてきました。
日本人で最初にヒマラヤ山脈を越えてチベットを訪ねた河口慧海も、この寺子屋で学んだひとりです。
清学院は、貴重な文化財の建造物として、保存修理の工事もされ、歴史を伝える資料やパネルの展示もされています。
町家も残る堺環濠都市区域の散策の拠点のひとつといえるでしょう。
●所在地:大阪府堺市堺区北旅籠町西1丁3-13
●営業時間:10時から17時※入館は16時30分まで
●アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「高須神社」停留場から西へ300メートル
●定休日:火曜日※祝日の場合は翌日※12月29日から1月3日も休館
●駐車場:なし
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まとめ
堺市は、古くより包丁や織物などの製造で栄え、商業の街として知られていました。
市内に残る町家は、当時の魅力を今に伝える貴重な文化財です。
堺市の散策スポットのひとつとして訪れてみてください。
※営業日などは、HPの最新情報を確認してください。
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