堺市は600年以上も続く、日本有数の刃物の産地です。
プロの料理人向け包丁では、国内シェアの98%を誇ります。
そんな堺市の伝統産業である、刃物の歴史や関連スポットを紹介します。
堺市の伝統産業:刃物の歴史
堺市における刃物産業の歴史は、古代にまでさかのぼります。
5世紀頃には古墳築造のために、鉄製道具を作る技術が発達しました。
そして15世紀になると、加賀国(現在の石川県)から鍛冶集団が堺市に移住し、タバコ包丁などの製造が本格化します。
江戸時代には一大産業に発展し、堺包丁の特徴である片刃式が誕生しました。
その伝統技法は現代まで受け継がれており、堺市の産業を支えています。
プロ御用達の片刃式とは?
片刃式の包丁は、日本刀と同じ構造を持つ刃物です。
職人の手仕事による打刃物で、切れ味と耐久性に優れています。
美しい断面を維持して食材を切れるので、素材のうまみが壊れにくい特徴もあります。
さらにこまめに研いでメンテナンスを続ければ、刃がなくなるまで使えるのも堺包丁の魅力です。
そのためプロの料理人からも、幅広く支持を集めている人気アイテムです。
堺市の伝統産業:刃物に関するスポット
堺市にある「堺伝統産業会館」は、包丁や線香、そして館内にある「堺刃物ミュージアム」では、全国で親しまれている堺の刃物を展示中です。
料理用の包丁だけでなく、ガーデニング向けハサミなどの刃物全般を取り扱っています。
堺市の刃物について学べる
工程見本や種類見本のほか、高級・プロ用アイテムも販売しています。
さらに実演コーナーでは、熟練の職人による仕上げの工程を見学できます。
またVTRによる工程の紹介や、職人へのインタビューも公開中です。
このほか販売や修理も実施しているため、ぜひ利用してみてください。
なお「堺伝統産業会館」周辺には刃物店や工房が数多くあります。
観光客を受け入れているショップもあるため、ミュージアムと合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
●所在地:堺市堺区材木町西1丁目1-30
●開館時間:10:00から17:00
●休館日:年末年始(12月29日から1月3日)
●アクセス方法:妙国寺前駅(阪堺線)より徒歩3分、堺駅(南海線)より徒歩15分
●駐車場:5台
おすすめ物件情報|堺市の物件一覧
まとめ
堺市の伝統産業である、刃物の歴史とおすすめスポットについて紹介しました。
プロ用品だけでなく、家庭向けの文化包丁なども扱っています。
自宅用やお土産に利用してみてはいかがでしょうか。
不動産に関するお悩みはホームメイトFC鳳店にお任せください。
相続に関するご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合せ下さい!
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓