老後の準備をすすめるにあたり、避けて通れないのが遺産の使い道。
信頼できる社会貢献団体に寄付できる仕組みがあると、安心ですよね。
遺言書の作成なども大変そう…とお考えの方にぜひ知ってほしいのが、「みどりの遺言プロジェクト」です。
こちらの記事では、どのような活動をしているのか、また利用する流れについてご紹介したいと思います。
遺産を環境・自然保護に寄付する「みどりの遺言プロジェクト」とは?
「みどりの遺言プロジェクト」とは、一般社団法人JELF(日本環境法律家連盟)が実施している遺産寄付サポートプロジェクト。
遺産を自然保護に使ってほしいと考えている人に対して、弁護士さんが寄付先として信頼できる団体を提案し、遺言書作成などもトータルサポートしてくれる取り組みです。
実は遺産の寄付を検討していても、遺贈先が信頼できる団体かどうか判断できなくて躊躇する人が多いのです。
一方で、自然や環境を保護するには資金が必要。
両者のニーズを結ぶシステムを作ろうと立ち上げられたのが、この「みどりの遺言プロジェクト」です。
JELFには、環境保護に取り組む弁護士約450人が登録。
環境保護活動をおこなっている団体への寄付や遺言書作成、相続に関する法律相談を無料でおこなっています。
信頼できる遺産の寄付先が分かって、遺言書のサポートも弁護士にしてもらえたら、「自分の思いを世に残したい」と考える人にとっても安心ですね。
遺産を環境・自然保護に寄付する「みどりの遺言プロジェクト」利用の流れ
<「みどりの遺言プロジェクト」を利用する流れ>
①みどりの遺言プロジェクトに電話し、お住まいの地域で相談しやすい弁護士を紹介してもらいます。
もしお知り合いにJELF所属の弁護士がいる場合は、所属している法律事務所に直接電話してもかまいません。
②担当弁護士が決まったら、団体への寄付を検討していることを伝えましょう。
③ご自分が納得できたら、遺言書を作成します。
④内容にしたがって遺言を執行します。
寄付した財産が適正に利用されたかどうかを、弁護士側でチェックします。
団体の寄付以外の遺言や相続問題、遺言全部を整理する相談もできるので安心ですね。
※団体に対する寄付契約書・遺言書・遺産分割協議書の作成・遺言執行には費用がかかります。
まとめ
以上、「みどりの遺言プロジェクト」とはなにかについてご紹介しました。
「自分の人生の締めくくりとして、自然保護に貢献したい」と考えている方は、ぜひ利用を検討してみてください。
ホームメイトFC鳳店では、堺市西区を中心に不動産情報を多数取り扱っております。
不動産相続について何かお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。