不動産の購入を検討する際に、建物構造について気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、建物構造が木造のメリット・デメリットや、どのような場合に木造の物件がおすすめなのかについてご紹介します。
建物構造が木造の場合はどのようなメリットがある？
建物構造が木造の場合のメリットとは、鉄筋コンクリート造などの建物構造と比較して、費用が安く済むことです。
材料が軽量なため、間取り変更や間仕切り壁の撤去などが、おこないやすい点もメリットです。
さらに木造の場合、鉄筋コンクリート造などと比較すると梁がないため、デッドスペースがなくなり広くなります。
耐久性や耐震性に劣るともいわれていますが、技術や素材の発展により、現在は耐久性や耐震性に優れている木造の建物も多くなっています。
また、木造の建物構造は電波を通しやすいため、モバイルWi-Fiなども利用しやすいでしょう。
建物構造が木造の場合はどのようなデメリットがある？
次に、建物構造が木造の場合のデメリットについて見ていきましょう。
木造の建物のデメリットとして、防音性が低い点があげられます。
生活音がほかの部屋に響きやすい可能性があるため、注意が必要です。
また、木造の建物は通気性が良いため保温性が低く、冷暖房の効率が落ちる点もデメリットとなるでしょう。
そのため、暑さや寒さへの対策が必要です。
昭和56年6月の耐震基準の改正以前に建てられた木造の物件は、耐火性や耐久性に問題がある可能性があります。
築年数を確認し、耐火性や耐久性に問題がないか確認しておきましょう。
木造は建物が木材でできているため、築年数が古い物件の場合は木材の傷み、シロアリやキクイムシなどの害虫の被害にも注意が必要です。
木造の建物構造がおすすめなのはどのような場合？
木造の建物構造には、さまざまなメリット・デメリットがありますが、建築コストがほかの構造と比較して低いため、費用を抑えたい方にはおすすめです。
また、通気性や吸湿性に優れており、カビやダニが発生しにくいという特徴もあります。
そのため、アレルギー症状が出やすいという方にも木造の建物構造がおすすめです。
木造の建物構造は、四季の変化にも強いため、湿気の多い日本の気候におすすめの建物構造であるといえるでしょう。
まとめ
今回は、「木造」の建物構造のメリット・デメリットや、どのような場合に木造がおすすめなのかについてご紹介しました。
木造の建物構造は、害虫の被害に注意が必要といったデメリットがありますが、コストが抑えられるというメリットもあるため魅力的ではないでしょうか。
不動産の購入を検討する際は、建物構造についてのメリット・デメリットを理解して検討することが大切です。
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