マンションの売却を検討している方は、大規模修繕をおこなう予定があるか確認することが大切です。
大規模修繕がおこなわれるとマンションの売却価格に影響するため、売り出す時期を見極めなければなりません。
そこで今回は、マンションの大規模修繕による売却への影響について解説します。
マンションの大規模修繕とは?売却価格への影響
大規模修繕とは、計画修繕とも呼ばれる定期的な補修のことです。
一般的なマンションでは、あらかじめ管理組合などで計画が立てられており、10年から15年に一度工事を実施しています。
主な補修の内容は、周期によって異なり、たとえば築15年以内におこなう工事では、外壁の再塗装や防水の補修を実施します。
また、築30年前後の工事では、マンション内の設備の修繕をおこない、築40年以上が経過したときには、玄関ドアやサッシを交換することが一般的な流れです。
このように、マンションの大規模修繕は、古くなっている部分の補修を中心に、住民が住みやすい環境を整えるためにおこなうものです。
なお、大規模修繕にかかる費用は、住民から集める修繕積立金が使用されます。
工事にかかる費用は高額であるため、月ごとに修繕積立金として住民から一定額を徴収する仕組みです。
このような過程を経て大規模修繕が実施されますが、売却の前と後のどちらが良いのでしょうか。
大規模修繕が実施されるマンションを売却するタイミング
マンションの売却は、大規模修繕よりも前におこなうのが良いタイミングです。
とくに、2回目以降の大規模修繕を控えている場合は、補修前に売却することをおすすめします。
なぜなら、修繕積立金が不足する可能性があるからです。
1回目の補修で費用がかかりすぎてしまうと、修繕積立金を増額せざるを得なくなるでしょう。
積立金が増額されてしまうと、毎月の支払額が上がるため、マンションが売れにくくなる可能性が考えられます。
そのため、売却は修繕積立金が増額される前のタイミングをおすすめします。
さらに詳しくご説明すると、厳密には理事会や総会で可決する前のタイミングを選ぶことが最適です。
修繕積立金を確保する手段が話し合われるため、それらが可決される前に売却を決めていきます。
なお、マンションを早く売る理由は、上記以外にもあります。
●マンションの成約率を上げる
●住民に工事によるストレスを与えない
上記の内容が挙げられます。
このような理由から、大規模修繕よりも前にマンションを売却するのが適切なタイミングだと考えます。
まとめ
大規模修繕とは、長期的な計画を立ててマンションを補修する工事のことです。
売却する際は、適切なタイミングを見極めていくことが大切ですが、できるだけ修繕よりも前に売り出すことをおすすめします。
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